Don't Stop DA PUMP! > VARIETY > DIARY > ミュージカル劇『RATS』〜今村さんの早期退職〜
 

- ミュージカル劇『RATS』〜今村さんの早期退職〜  -

2007/09/14 in 青山劇場
※台詞はかなりうろ覚えです。‘大体そんな感じ’で受け取っていただければ幸いです♪
 
+ 君じゃなきゃダメなんだ
M15 6年前のプロジェクト
M16 再プロジェクト
M17 これが現実?

 
オープニングからずっと出し物の練習をしていたけど、
実は残業の本当の目的は、プロジェクトの練り直し。
他社に差をつける斬新な企画を・・と生み出した6年前のプロジェクトが
RATS社を買収した新社長の目に留まり、
明日までに今向けに練り直せとの命令で、6年前のプロジェクトメンバーが再び集められていた。
 
それなのに出し物の練習をしようなんていったのは誰ですか!?と、
言ったとたんに他の全員から「お前だ」と指を差される主任さん(笑)
 
自分たちの手にかかればわけはない、
プリンス「大体僕たちがどれだけの仕事を抱えてるかわかってるのかしら?」
・・・と、まだまだ余裕の9人・・・
 
ここでストーリーテラーはホープ(YUKINARI)
タイムリミットは9時・・・だけど自分たちならやれるはずだと。
そしてアメリカ留学の申し込みもリミットは朝・・・
 
まずコピーライターのエース(ISSA)が、
6年前のコンセプトを今風にアレンジして・・・と話し出すと、
「ちょっと待って!」
口をはさむクリエイタープリンス
真っ向から意見が対立し、そこへプレゼンタースターが割り込んでくる。
リーダーに「ちゃんと仕切れ!」と怒鳴るボス
おたおたするホープ(YUKINARI)
勝手な意見を主張しあい、空気は殺伐とし、まったくかみ合わない9人・・・
 
ルーキー(KEN) 「これが自分らっすか!?」
 
少し休憩にしましょうと。
輪がとけかかったところで
「待ってください!」と班長
 
班長「どうしても気になってることがあるんです」
プリンス「今じゃなきゃダメ?」
班長「これを言わないと先へ進めない気がするんです」
エース(ISSA)「手短にお願いします」 (←と言った気がする)
 
班長、見せ場の長台詞です♪
どうして今村さんが自分たちエリートメンバーのリーダーだったのかと。
6年経っても新社長の目に留まるようなレベルの高いプロジェクトが、
どうして6年前没になったのか。
 
エース(ISSA)「だからそれは今村さんが失敗をしたから!」
 
・・・その辺のエピソードは1幕のM14だったかしらん???・・・、
今村さんに突然プロジェクトの中止・解散を言い渡されて、納得いかない9人は「それならば」と直接常務・部長にプレゼンしに行く。ところがそこには今村さんがいて、勝手にプレゼンを始めるんだけど、内容も把握してないから当然しどろもどろ。再現しているホープ(YUKINARI)、しどろもどろぶりが超うまい!そしてプロジェクトはそのまま没になってしまったと。
 
でも常務・部長だって企画書に目は通したはず。
内容を見ればそのレベルの高さは当然わかっていたはずだと。
じゃあなぜプロジェクトは没になったのか?
プロジェクトの後、次期社長争いで常務が破れ専務が社長に就任した・・・
そこにヒミツがあるのではないかと。
結局自分たちのプロジェクトも権力争いの道具、
自分たちも会社のコマにすぎず、プロジェクトは失敗させられてしまったんじゃないか。
そこにうすうす感ずいているから・・・
プロジェクトをまとめることすら出来ないし、
本気で取り掛かることも出来ずに、延々出し物の練習をしてたんじゃないのかと・・・
 
エース(ISSA)「なんで全部言っちゃうかなぁ・・・」
班長「すいません」
 
「そんなはずないっ!」
 
と、打ち消すように猛反論するのがスター
自分たちはエリートだ。
プロジェクト以後それぞれ重要な部署に所属し、重要な仕事をしているじゃないかと。
 
スター「調べよう!」
・・・といっても6年も前のこと。わかるわけがないとあきらめムードの中、
ボス「ここには社内の情報収集のエキスパートがいる」
 
全員の視線を浴びる主任
「無理だ」と断る主任に必死に詰め寄るスター
 
プリンスが冷静に、何かを決意したように・・・
「可能性はある。今なら今村さんのパソコンが○○にある。中のデータも消されてないはず」
 
主任「そんな・・・できませんっ」
主任にすがるスター
ボス「それは物理的に?・・・それとも倫理的に!?」
主任「それは・・・」
 
 
M18 Regret
M19 Letter Song

 
ストーリーテラーは、
プリントアウトした紙の束を手に静かに出てきた主任
「というわけで時刻は・・・
 僕が今村さんのパソコンから見つけた文章は驚くべきものでした」
 
今村さんのパソコンから見つかったのは、
まずは常務へのお詫びの文章。
「自分が出世したいがために社員を集めてプロジェクトを立ち上げたが、失敗してしまった。
 これはすべて自分の失敗で、自分ひとりが責任を取る」
というもの。
 
ホープ(YUKINARI)「どういうことですか?
 自分たちを集めたのはエリート部長じゃなかったんですか?」
 
主任から紙をひったくって読むスター
 
パソコンの中には部長あての文章もあった。
「部長の指示通り、常務にあてて手紙を書いた。プロジェクトの責任は全部自分にあるとして、部長とプロジェクトの関わりに関しては、一切証拠として残さなかった。だから後の9人の処遇について宜しく頼む」
 
つまり、
常務の声掛かりで9人を集めプロジェクトを立ち上げたのは部長。
ただその時点で常務と専務のどちらが次期社長になるかはわからなかった。
もし専務が次期社長になった場合、部長自身の出世のためには
常務との関わり、プロジェクトとの関わりを一切消さなくてはならない。
「常務派だ」と専務(=新社長)ににらまれないために・・・
だから、イザというとき責任をすべて押し付けられるように
箸にも棒にもかからないダメダメな今村課長代理を責任者に任命しておいた。
ということ。
 
 2回目以降は、このあたりはもう号泣状態ですね(^^;
 
次第に明らかになる6年前のやり取りを、2人一組で再現します。
舞台中央ではルーキー(KEN)ホープ(YUKINARI)
KENちゃんが部長役だったかな?
ぺこぺこする今村さん役のYUKINARIがかわいい・・・
下手でエース(ISSA)と誰か。ISSAは確か部長役。
上手にも2人、あと奥の高いトコで2人と、確か主任班長?)が1人で。
 
大事なのは、自分たち9人もヒマな部署へ移動させられるところだったのを
今村さんが1人で責任をかぶって守ってくれたということ。
 
プロジェクトのために寄せ集められたに過ぎないメンバーのことをなぜそんなにかばうのか
・・・と聞かれ、
「彼らはこんな自分に‘よろしくお願いします(←だっけ???)’と言ってくれた。
 社交辞令かもしれないけど自分を認めてくれた。だから自分が責任を取るんだ」
と説明する今村さん。
 
1幕でその場面を再現したシーンがチラと出てきます。
9人は、
なぜこんな人が自分たちの責任者なのか・・・
いてもいいけど自分たちの邪魔だけはしないでくれと、
まったく気持ちのこもっていない挨拶をしていた。
1幕では軽〜く面白おかしく歌われていたエピソードが、実はこの一件の鍵だったのね・・・
 
結局自分たちも会社のコマに過ぎなかったと思い知らされる9人。
 
真実を知ることもなく、自分たちはエリートだ、自分ひとりの力だと思い込み、
守ってくれた今村さんに対して、何も知らぬまま「あぁはなりたくない」と馬鹿にし続けてきた。
再び同じメンバーが集められなければ、
6年前のプロジェクトが新社長の目に留まりさえしなければ、気付くこともなかった真実。
 
トイレでも、エレベーターの中でも、1幕で歌われたあんな情けないエピソードの影で
必死に情報収集して自分たちを守ろうとしてくれていた今村さん。
 
「自分はこの仕事に向いてないんじゃないかって思ってた」というホープ(YUKINARI)
「何言ってんだよっ!」・・・とルーキー(KEN)
彼自身も
人を蹴落としてでもトップになりたいと思ってやってきたことを、実際自分がされていたということにショックを受けている。
ボスは、実は自分には彼女なんていないんだと、ずっと片思いだ、オレはそんな奴だと告白。
それぞれが、自分の思いを告白。
 
そしてプリンスを見るホープ(YUKINARI)・・・
長い長い間の後、
「何?今そういうとこ?自分は本当はこうでしたって告白するとこ?」
目をそらして、「そんなこといってません」
プリンスも、本当は引き抜きを断るつもりだと。
年齢を重ね、感性はどうやったって後進に負ける。
 ・・・このあたりでエース(ISSA)を意識。
常にもっと上もっと上を要求される現実が本当は怖い。
引き抜かれていることをほのめかして、自分は必要とされてることをアピールしておかないと怖いのだと告白。
エース(ISSA)は確か・・・
本当に自分のやりたいことってこれでいいのかと・・・なんだかそんなような・・ことを・・言っていた・・ような・・・
 
それぞれが自分の本音を初めてさらけ出す。
携帯が鳴り止まないこと=必要とされていることだと安心してきた自分を思い知らされる。
 
ふとリーダーが気付く。
「続きがある」
「え?」
「いや、さっきの手紙続きがあるんだよ」
 
部長宛の手紙の続きには、
リーダー、エース、ボス、ルーキー、スター、プリンス、班長、主任、ホープ、
それぞれが唯一無二の存在でどれだけすばらしい個性を持っているかが
一人一人丁寧に書かれている。
 
「愛される人柄を持ち、これからの成長を期待されるホープ
 
 ・・・え゛!私ってやっぱりYUKINARIしか見てないの???
 
なんか今更ながら気付かされて軽くショックですが、細かい言い回しは置いといて、文章として思い出せるのがホープ(YUKINARI)しかいない・・・(^^;
大体内容は覚えてるんだけど、言葉がでてこないっす・・・
 
まずリーダーが読まれ、次に名前が出て
「自分?」って感じで自分を指差しながら、うれしそうにリーダーを目を合わせるホープ(YUKINARI)が超かわいいです。目ぇキラキラしてます♪
 
今村さんに言われた言葉をかみしめるように、歌にしてもう一度繰り返す9人。
今村さんのおかげで力を取り戻した9人は、もう一度前向きになります。
 
班長は田舎に帰らずもう少し頑張ってみる、苦手なカタカナも克服する!
プリンスは求められるものじゃなく、自分の作りたいものを作る!
「悪いな。助けてやれなくて」というボス
「これは僕自身の戦いだから」って
 くぁぁ〜・・・かっこいいじゃねーか2人ともっ!!!
ルーキー(KEN)もトップにこだわらずにやれるところまでやってやる!・・・と。
ホープ(YUKINARI)は何も言わずアメリカ留学の申し込み用紙をふたつに破ります。
破るバージョンとそのまま丸めるバージョンがあった???
その後デスクの上のダンボールに投げ入れて、「何?」って聞かれても「いいえ」って答えなかったのは覚えてるけど・・・
 
そして、こんな自分たちを束ねられるのは今村さんしかいない。
今村さんこそ最高の「責任者」だと!!!
 
 
M20 Smile
M21 世界中で君にしか出来ないことがある Short.Ver
M22 世界中で君にしか出来ないことがある Long.Ver

 
元気を取り戻した9人、
残り時間を見て再びプロジェクトに取り掛かります。
残りは約6時間。
リーダー「時間どのくらいかかる?」
エース(ISSA)「2時間あれば十分!」
スター「1時間!」
リーダー「メディアは?」
ボス「俺を誰だと思ってる!?1時間・・・いや30分」
あと班長が30分・・・
ホープ(YUKINARI)「細かい作業は僕が同時進行でやります!」
 
細かい台詞と時間配分は忘れたけど、足して4時間30分。
これだけあればプロジェクトには十分だという9人。
 
リーダー「・・・ということは使えるのは1時間○○分ってことか・・・」
 
言いながら頭にのせたのは、オープニングに出てきたねずみの耳つき帽子。
どこから出したのか他のメンバーもそれぞれ帽子を手にしている。
このときのみなさまの表情がたまりませぬっ!!!
 
エース(ISSA)、携帯を高く掲げ
「所用により、オレ、これから圏外でぇ〜す♪」
「あれぇ〜オレも圏外だ〜」
次々に携帯をオフにするみなさま。
 
いやもう・・・こういうのたまらんですね(笑) 大好き!
 
 
場面は会議室。
スターがプレゼンを終えたとこ。
下手側に一列に並んだみんなはおそろいのポケットチーフ♪・・・蝶ネクタイだっけ???
主任が前へ出てきて、
「時間は後5分あるはず。もうひとつプレゼンをさせてほしい」
そして、
今村さんの早期退職を取り消して、自分たちの責任者に任命してほしい。
それがかなわないなら自分たちは全員会社を辞める覚悟だと。
 
そしてねずみの帽子をかぶり・・・後はふふふ♪ ・・・って、をぃ!ちゃんと書けよ(^^;
 
なんかね、最後の一番大事なトコの流れがあやふやなのが悔しいんですが、
「Smile」と「世界中で君にしか出来ないことがある」、
とってもよいです!!
 
 ♪Smile!笑顔でいきましょう So!自分に負けないで♪
 
 ♪せーかーいじゅーうーできーみーにしーかー、できーなーいことーがーあるー♪

 
・・・えーと、カップリングでいいからCD化しませんかね?(^^;
もちろんCONVOYさんとコラボでシングルにしてもいいけど。
 
ストーリーテラーはリーダー
「送別会の出し物の練習?・・・もちろんしてません。
 頭を上げたときの重役連中の顔、わかってましたから」
だって自分たちはエリートだから・・・と。
そして、
「送別会の会場、キャンセルしなきゃ!今村さんにやらせちゃおっかな〜」
 
 
再び場面は事務所の中。
今村さんのエピソードを、今までとは違ってとっても楽しそうに思い出してたのはここだったか・・・???
ホープ(YUKINARI)が「会議に参加したこともない!」
って言ったとき、
プリンスが「それはある!」って(笑)
 
「忘れない!徹夜で仕上げた絵コンテにぶちまけられたあのコーヒー!!!」
 
またきたー!(笑)・・・一幕M7/M8参照♪
 
正直・・・「世界中で君にしか出来ないことがある」を歌ったまま終わってもよかったんじゃないかと、
最後また事務所でうだうだしゃべるのは間延びするんじゃないかと・・・
チラッと思ってたんだけど。
 
今思うと、これだけ長い時間を過ごした ・・・完徹でしかも濃密な時間♪・・・ 事務所で終わらなきゃ締まらないよね♪♪♪
 
ちょぉ〜ぉぉぉぉぉ!面白かった!!!
 
 
+ カーテンコール
拍手が鳴り止まない中、どこからか声が聞こえる。
 幕が、緞帳じゃなくて固い素材のちょっと面白い幕なんだけど
 左右に隙間が開いてて、舞台ソデにいるのが見えるんだな・・・これが(笑)
 
「俺たちがこれで終わるはずがない!」 ・・・ボス
 
 きゃ〜そうようね?そうよね?そうこなくっちゃ!!・・みたいなっ!!
 
はじめは興奮して聞いてなかったんだけど、
よぉく聞いてるとホープ(YUKINARI)
「僕曲作ってきましたぁ!」
みたいなことを言ってる。
誰かがほめて、
リーダーが「この曲が来るってわかってましたからぁ!」
ボス「お前はほんっとに調子がいいなぁ」
リーダー「ほげ!」 ←えっとね、どう表現していいかわからないんだけど、オチ的なお調子者な感じの音を(劇中でも)何度も発します(笑)
 結構お気に入り♪
 
そしてそして、CONVOYさんとDA PUMPさんの歌とダンスぅ〜♪
 
衣装は黒の上下にインナーはカジュアル・・・という点だけ共通で
あとは個々でばらばら。
プリンス・・・いやここは舘形さんでイイのかな?
の、ピンクのパーカがちょーかわいい(笑)
KENちゃんの短めのおぱんちゅもちょーかわいい(笑)
徳永さんの赤と黄色・・・だっけ?・・・のボーダーがちょーまぶしい(笑)
そしてYUKINARIはなぜに燕尾・・・???(笑)
 
DA PUMPテイストあり、CONVOYテイストあり。
 
いやもうなんていうか楽しくて楽しくてそうそうこれが見たかったのって
さっきまで超感動してたことをついつい忘れかけて「コレを2時間半やってくれっ!!」「今からでも1時間やってくれっ!!」みたいな・・・(^^;
 
そしてそして長い長いカーテンコール。
何度も幕が開いて何度も出てきてくれて、
なかなか帰らないもんだから「もう帰れ」とか言われて・・・(笑)
 
ここも見所いっぱいだったのー♪♪♪
主にはしゃいでたのがKENちゃんと石坂さんで、
腕時計をさしたり、ほんとに「帰れ」とか言っちゃう石坂さんに
それは言っちゃダメ・・・みたいに突っ込むのがYUKINARI
ISSAさんもちょーサービスしてるし♪
 
最後のほう、KENちゃんとYUKINARIはピルエット(その場でジャンプして体を回転させる)を披露してました♪
私が観たときは、KENちゃんがまずやって、
他の人に振ろうとしてるのか何なのか・・ちょっと挙動不審な動きをしてたYUKINARIが続けてチャレンジしてた(笑)
 
あと何やってたかなー???
皆さん仲よさそうで楽しそうですんごいよかったのー♪♪♪
帰れって言われても帰りたくねーべよ(笑)
 
 
+ おまけ
最後にひとつ。
某ミュージカルに似た「RATS」というタイトル。
「自己紹介ばっかり!」(笑)・・・っていうだけじゃなくて、
「一人一人がみんな主役」・・・という点でも通じるものがあったのかな、という気がします。
 
だからね、「RAT'S」とか書いちゃダメよん!!!>○ンちゃん!
それ意味違うから(^^;
 
 
>> よけいなオマケ・・・読む?
 
 
 
このページのTOPへ△