管理人プレナリにメールDA PUMP unofficial fan site - 【Don't Stop DA PUMP !】
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いんとろだくしょん
先日演劇評論家の小藤田千栄子さんが、
「CATSはミュージカル入門編にぴったり」とおっしゃっておられたけど・・・
‘ミュージカル’・・の入門編としてはもっと別の作品のほうが向いている気がする。
 
だって「CATS」は「CATS」という独自の世界を確立してるんですもの♪
 
 ・・・年に一度満月の日に猫たちが集まり舞踏会を開く。
 ・・・そこで天上にのぼるただ一匹の猫が選ばれる。
 
「いろいろな生き方の猫をお眼に掛けよう!」ということで、さまざまな猫の生き様がオムニバス形式で綴られていく・・・
 
ってことで、大まかな流れはあってもストーリーらしきものはない・・・って言っちゃってもいいんじゃないかな。
元はイギリスの有名な‘詩’ですからねぇ。
「お話がわからなかった」ってとこがひっかかって、「CATS面白くなかった」って話も聞いたことがあるけど、
それはそれで致し方ないのかしら。
 
私は‘歌とダンス:8〜9割’で楽しんでます。あと猫の世界にどっぷり浸かりまくる(笑)
 
とてもとても一回で‘観た’と言える舞台じゃない。
1度目はただただ圧倒されるばかりで、
あわてて取った2度目も余裕で楽しめたかといえば決してそんなことはなく、
未だにソロナンバーのないオス猫は一瞬考えないと名前が出てこない。
観るたびに新しい発見新しい感動がある。
それが「CATS」♪
 
「CATS」自体も新しいキャストやリニューアルで観るたびに変わるから
多分「完全に観切った!」なんてことにはならないんじゃないかな。永遠に。
 
公演6000回記念のテレビの特集の中で「何回観たか?」というインタビューがあり、
「少ないんですけど・・・10回」
「40回くらい!」
なんて答えが返ってきていたけど、
「CATS」はリピーターにこそおいしいミュージカルだと思います。
 
ははは・・・やばいねぇ。
こんなもん書いてるとまた観たくなる。
ふふ・・・ふふふふふ♪
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劇場に入ったら1階から2階までくまなく見てまわろう♪
「CATS」は劇場全体が舞台。
客席に入ったらまずその空間に圧倒されると思います。
 
都会のゴミ捨て場という設定だから、舞台の上にも客席の周りにもゴミがいっぱい。
しかも全て猫から見た大きさに作られている・・・
 
何度行っても、まずこのゴミを見て廻ります♪
1階から2階までくまなく。・・・いやこれが面白いんだって!
洗剤やお菓子のパッケージに携帯、たまごっち、木馬にプレステ、スリッパが片方だけとか、
卵のパックには割れた卵が入っていたり、起き上がりこぼしなんて懐かしいものもあったり・・・
 
公演地のご当地ゴミを見つけるのも楽しみの1つなんだけど、
今回の東京では「雷おこし」「東京タワーの置物・ペナント」「TokyoWalker」「(地下鉄乗り放題の)パスネット」などなど・・
キャッツ・シアターがある品川区のご当地ゴミもありました♪・・・エコカードだったかな?
JRとつながり深いのに「スイカ」はないのかしら???
と思っていたら、最前列ど真ん中の足元にちゃんと落ちてました♪
 
2階席の前にもちゃんとついてるから、1階から見上げるのも忘れずに♪
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気をつけろぉ!! / オーヴァチュア
1階席前4列目まで、いわゆる回○席の方は、絶対に遅れて入ってはいけません。
ヤ○オクでウン万円で取引される極上席の、楽しみの半分以上を台無しにしてしまいます。
係のお姉さんに案内してもらってとっとと席につきましょう♪
 
席についても油断は禁物!
まだ始まっていないからとのんびり構えていたら、猫はすぐそばに来ています。
 
そう、これ前4列と2階席のお客さんだけのお楽しみなんだけど、
何の前触れもなく3匹の猫がすっと出てきて、客席から舞台の上へとゆっくり歩いてまわるの♪
なぜ1階席の5列目以降からは見えないか・・・それはナイショ♪
 
その3匹がいなくなると、いよいよ開演。
照明が落ち、オーヴァチュアが始まり(かなり音が大きいので注意)、舞台が動・・・(以下略)
 
何がおこるんだろうとドキドキしていると、どどどどど!・・という地鳴り&揺れを感じるはず(笑)
ゆったりしたオーバーチュアが徐々に盛り上がり、明るい曲調に変わると
客席のあちこちに猫が現れます! (地鳴りと揺れ、さらに風は猫が走ってくるから♪)
しかもね、‘眼チカ’と呼ばれるちかちか光るめがねをつけてるの♪
薄暗い客席に猫のシルエットと緑に光る目・・・
コレで顔覗き込まれたら、かぁなぁりドキドキします。
 
 ・・・眼チカはごみの中にも隠れていて、発見するとちょっとうれしいのだ♪
 
で、なんだなんだとキョロキョロしていたら、いつの間にか舞台には円盤状のものがカラフルに光ってる。
これがゆっくり上昇すると、その下から一匹のスレンダーなメス猫が姿をあらわすの♪
円盤の上昇と曲に合わせてゆっくり、しなやかに立ち上がり、曲が終わると同時に両腕を上に突き上げてポーズ。
 
眼チカ猫も姿を消していて、一瞬だけ静寂が訪れます。
 
いやぁホント・・・息するの忘れそうになるって(笑)
 
 
今回登場した猫
 
タントミール
ワインレッドのスレンダーなシャム猫。「タント」♪
オーヴァチュアのラスト、舞台中央でゆっくり立ち上がる神秘的な姿がとても印象的。ソロナンバーはないけど、ダンスナンバーでの活躍も多く、とっても印象的な猫です。
地味な何でもないシーンなんだけど、2幕頭のタントがお気に入り♪ 上手から登場すると鉢合わせた猫にものすごく威嚇されちゃうんだけど、表情ひとつ変えずにふいと方向を変えて行ってしまう・・・そのクールさがたまらないのです♪
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楽しい♪楽しすぎる♪♪ / ジェリクルソング
闇の中からすすすと進み出る猫。
車のサーチライトに照らされると、身をすくめる・・・
彼らをを守るように、グレーと黒の縞模様のオス猫マンカストラップが車に向かって威嚇する。
彼がリーダーなのだ。
 
静かに音楽が鳴り出すと、あちこちから姿を現す猫たち・・・
リーダーがゆっくり中央へ歩み出る・・・そして大きく手を広げて歌い出す。
 
♪産まれたのか?
 
この一声がすべての物語の始まり!
大げさに言えば、その日の舞台の出来をも左右しかねない第一声なんです!
・・・と、私は思ってるんですが・・・
 
その声をかわきりにあちこちから猫が姿を現し、歌い、踊り、
一気にパーティーが始まります♪
 
誰がどのフレーズをどこから出てきて歌うのかとか、毎回意識してはいないけど、
なんとなく次はあのあたり・・・と、自然に顔が向いてしまいます(笑)
 
途中、人間が投げ捨てたゴミが猫たちの目の前に落ちてきて一瞬音楽が止まります。
このゴミ(何かは秘密♪)も猫から見た大きさに作られているからすんごいでかい!(笑)
かなり大きな音を立てて落ちてくるので心臓の弱い方は要注意。
 
そして、すぐに気を取り直して歌う猫たちの一瞬の仕草がまたとってもかわいかったりします♪
 
何度か観て少し猫の区別がつくようになると、このシーンで見慣れない猫がいるのに気付きます。
 
この猫だれ?
 
実はよく知っている猫。
ぼろぼろのコートを身にまとい「メモリー」を歌う落ちぶれた娼婦猫、
教会でひなたぼっこが日課の長老猫、
黒いマントを羽織り神出鬼没の犯罪猫・・・
みんなこのナンバーでは総タイツ姿で踊っています♪
 
全ての猫の区別がつけば、アナタもCATS上級者!!
 
そうそう、赤毛まじりのオス猫ギルバートの空中ブランコも見物です♪
 
そして歌が終わると、マンカストラップが私たちに問い掛けます。
「ジェリクルキャッツを知っているか?」
 
 
今回登場した猫
 
マンカストラップ
グレーと黒の縞模様。ゴミ捨て場に集う猫を束ねるリーダー猫。「マンカス」♪
彼の第一声で物語が始まります。
彼自身の物語が語られる事はないけど、進行役のようなものをこなしたり、他の猫を紹介したり、犯罪猫に果敢に立ち向かったり、あるシーンではとってもおちゃめなヤクザものを演じてみたり、劇中劇では海賊の手下になったり・・・大活躍。彼の好きなシーンを挙げだすときりがないので、またおいおい・・・
かつてはわりと中堅の俳優さんが演じる事が多かったけど、今主にこの役を演じているお2人は、この役を演じる世界最年少記録保持者と前保持者(※)。エネルギッシュで、‘頼れるアニキ’って感じでとっても素敵です。
※ 2004年12月時点での情報です
 
ギルバートは2幕でくわしく♪
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そらしたら負け / ネーミング オブ キャッツ - 猫の名
 「猫に名前をつけるのはとても難しい事なのです・・・」
猫たちが語り出します。・・・そう、私たちのすぐそばで!
 
 「もっと威厳のある名前を」
 「深い想いに沈みながら 猫の心は思う その名を」
 
語りながら、客席中を歩き回ります。
もちろん1階席の後ろのほうも。当然2階席も。
 
猫は人間たちの顔をじっと見ながら語りかけます。
もうどうしていいかわからないくらいにじっと!(笑)
目をそらしたら負けです(笑)
顔をぐぐっと前に出して見つめ返している男性を見たことがあります。
私は次見つめられたら、うんうんとうなずこうと思ってます(笑)
 
 「猫は思う。ひとつのその名・・・その名・・・」
 
いつのまにかステージには真っ白いメス猫、ヴィクトリア一匹だけ・・・
月の光を浴びて優雅に踊りはじめます。
 
ゆっくりと、月の光を全身で味わうように・・・
 
そこへ白黒のオス、ミストフェリーズがゆっくり近付き、2匹でポーズ。
 
 ♪ジェリクルキャッツ出て来る ジェリクルキャッツ集まる・・・♪
 
ミストフェリーズが前に出てきて歌いだすと、再びステージに集まる猫たち。
後ろではコリコパットヴィクトリアの手を取り優雅にダンス。
そして猫たちがにぎやかに踊り出します♪
 
その場を締めくくるのは、やっぱりリーダーのマンカストラップ(※04)。
 ・・・年に1度の舞踏会を楽しもう ・・・ジェリクルリーダーは現れ厳かにジェリクルの選択をする
 ・・・再生を許され、新しいジェリクルの命を得る猫は誰か?
 ・・・はるかなる天上の世界へ昇れるただ一匹の猫は誰か?
 
 「様々な生き方の猫をお目にかけよう!」
 
いよいよ猫の物語が始まります♪
 
 
今回登場した猫
 
ヴィクトリア
優雅で美しい、真っ白いメス猫。月の光を浴びて踊る姿がとても印象的。「ヴィク」♪
トップダンサークラスの役者が演じる役なので、華麗に舞い踊る猫たちの中でもひときわ光る存在。
私は個人的にクールな一匹狼のイメージがあるんだけど、娼婦猫グリザベラが登場した時思わず近付こうとして他の猫に止められちゃったり、つっぱり猫ラムタムタガーの取り巻きの中にいたり、今イチつかめない。
 
コリコパット
ヴィクトリアのソロの後、ミストフェリーズに続いて登場。ヴィクトリアとデュエットで踊ります。ダンスが得意で毛並みの美しい2匹のデュエットは、ため息がでるほど素敵。
最近何故か面長で長身の役者さんが演じることが多い、超美猫です。「コリコ」♪
 
ミストフェリーズは2幕でくわしく♪
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ひたすら明るく楽しい! / ジェニエニドッツ - おばさん猫
ステージには、
リーダーのマンカストラップ(※04)
3匹のメス猫 シャム猫タントミール(※03)&ちょっとお姉さんっぽいジェリーロラム&白地に黒とオレンジのジェミマ
そしてミストフェリーズ
 
ミストフェリーズが古いオーブンのふたを開けると、
中で寝ているのはおばさん猫ジェニエニドッツ
ボリュームたっぷりのグレーの着ぐるみを身にまとい、手にはミトン。
どっこいしょ!ってな感じで動きもとても鈍い・・・
 
マンカストラップがうたい始めます。
 ♪朝から晩まで座り続けて動けなくなっちゃった・・・横着しすぎた罰だ
突然3匹のメス猫が割って入ります。
 ♪いえ!
 
実はおばさんは夜になると動き出す! ねずみたちのしつけに大忙しです。
ネズミに扮して出てくるの は小柄なメス猫たち。
 子猫のシラバブ&こそ泥猫のランペルティーザ&グレーと黒のカッサンドラ
子守歌でネズミたちを寝かしつけると、
再びマンカストラップが歌いだし、ジェニエニドッツおばさんは座り込んで動かなくなってしまいます。
 
3匹のメス猫は、おばさんを動かそうと引っ張りまわしてみたり、
「おばさんは寝てばかりじゃないのよ!」なんて感じで、マンカストラップに呼びかけてみたり。
それでも知らんふりで歌いつづけるマンカストラップに、
また3匹が割って入ります。
 ♪いえ!
 
このときのマンカストラップの‘驚いた’というか、‘たじろいだ’顔がかわいいの♪
 
そしてここからがジェニエニドッツの本領発揮!
3匹の陰でマンカストラップがすばやく着ぐるみを脱がし、軽快な姿に大変身!
赤・オレンジ・黄色・白の長い毛がたくさんついたカラフルな毛皮を身にまとっています。
 ・・・カラフルなムックみたい!?
ステージには客席のあちこちから出てきたゴキブリさんが大集合し、
おばさんは彼らをしつけて並ばせ、華麗にタップを踏ませます♪
 
ゴキブリは黒い帽子と衣装・羽をつけた猫たち。
手にはお玉やターナー、コップ洗いスポンジなど、台所用品を持っています。
 
列からはみ出すゴキブリや、マンカストラップミストフェリーズにちょっかいを出すゴキブリには
すぐにおばさんの奇声が! (笑)
マンカストラップミストフェリーズもタップシューズに履き替え参戦♪
上手と下手の通路で顔を見合わせ、合図しあう2匹の笑顔がとってもかわいかったりします♪♪♪
そして3匹も加わって、タップ!タップ!タップ!!
 
ステージが一気ににぎやかになり、ただひたすら楽しいナンバー♪♪♪
品川公演のときは、このタップナンバーがCMに使われてたんだけど、
覚えてる人いないかなぁ・・・???
 
 ♪素晴らしいおばさん万歳♪
の大合唱に、
 「ありがとみなさん!」
と応えて〆!
 
ゴキブリたちは姿を消し、
おばさんはミストフェリーズにエスコートされて、再びオーブンに身を横たえるのでありました♪♪♪
 
 
今回登場した猫
 
ジェニエニドッツ
朝から晩まで座りつづけているけど、夜になるとネズミやゴキブリのしつけに大忙しのおばさん猫。「ドッツおばさん」♪
普段は黄色地に赤い縞模様のレオタード姿だけど、おばさん猫のナンバーのときはさらにカラフルな毛皮を身にまとって踊ります。おばさんがテンション高くはじけてくれればくれるほど楽しくなります♪
1983年の日本初演以来、ずっとこの役を持ち役として演じ続けてこられた役者さんがいらっしゃいました。その出演回数は4000回以上。すばらしい記録です。ご冥福をお祈りします。
 
ジェミマ
白地に黒とオレンジのメス猫。おばさん猫を紹介したり、娼婦猫グリザベラの境遇を歌ったり、自身のソロナンバーはないけどいろんな場面で活躍します。
長老猫が登場した時に、「迎えに行かせて」とマンカストラップに甘える姿も、とってもかわいい♪♪♪
 
ジェリーロラムシラバブランペルティーザカッサンドラは他の場面でくわしく♪
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