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- 兵隊さんよ ありがとう -

今日の青汁飲めるのは YUKINARIさんのおかげです
YUKINARIさんよありがとう
みんなのために みんなのためにがんばった
YUKINARIさんよありがとう ♪
02/10/19「ayu ready?」より
 
一気飲みの音頭としては定番。
私も学生の頃歌って盛り上がったし、パンプのみんなが歌うのもテレビで何度か見てる気がする。
 
元歌は「兵隊さんよありがとう」という軍歌です。歌詞を載せるのはまずいかもしれないけど、こっそり・・・
 
 
 
 
 
4番ぐらいまであります。
 
1937年9月、国民精神総動員実施要項が発表され、内閣情報部(後の情報局)がその運動推進のために「国体意識と国民の戦争志気昂揚」を目指して愛国歌を募集します。その一等当選歌が「愛国行進曲」。各レコード会社からいっせいに発売され大ヒットします。その後も、官庁や新聞社が軍国歌謡を公募し多くの曲が生まれます。
 
 
「兵隊さんよありがとう」も、公募から生まれた軍国歌謡らしいです。
 
「沖縄決戦」という映画で使われているそうですが、映画の内容は知りませんし、この歌がどういう形で使われているのかも知りません。
 
「ミュージカル李香蘭」という劇団四季のオリジナルミュージカルがあります。戦争をテーマに、日本と中国を愛し、そのはざ間で運命に翻弄された大女優「李香蘭(山口淑子)」の半生を描いたミュージカル。その中でこの歌が歌われるシーンがあります。
ストーリーテラーが、日本と中国の戦争の経緯を語る場面、小学生が集団下校しながらこの歌を歌っている。それを見ていた兵隊が「ありがとう」と頭を下げる。
軽く観客の笑いを誘う、ほんのちょっとしたシーンです。
 
当時の小学生が戦争の事を何も知らないまま、国民と兵士の士気をたかめるためにこの歌を歌わされていたとしたら・・・ 戦争の裏側にある多くの悲しみを知らないまま、ただ「愛国心」だけをうえつけられていたとしたら・・・
考えると恐ろしくなります。
 
 
余談ですが、学校に桜の木が植えられているのは戦争の名残だそうです。
華麗に咲いて潔く散る桜の姿を武士道に重ね、お国のために潔く散ることこそ日本男児の誇り・・と全国の兵舎に桜の木が植えられます。その精神を幼い頃から育てるために、学校にも桜の木が植えられたそうです。
 
 
飲み会の席で定番となっている替え歌に、元歌の意味など関係ないのかもしれません。
実際私も歌ったし、今もし飲み会の席でみんなが歌ったら歌ってしまうかもしれない。
 
でもでも・・・私個人の勝手な考えかもしれないけど・・・彼らには歌ってほしくない気がします。
戦争で多くの犠牲を払った「沖縄」で生まれた彼らには。
 
 
「かたい」・・・ですかね。そんなに深刻に考えるほどのことでもないと・・・私も思います。
でも、こんなことを言ってみたい年頃なんです。
 
 
余談ですが、安里屋ユンタのお囃子 ♪マタハリヌ ツンダラ カヌシャマヨ♪ ・・・
歌詞をそのままもじって ♪マタハリヌ 死んだら神様よ♪ という替え歌があります。
これも実は戦争中に歌われた替え歌なんだとか。
 
 
戦争はいやです・・・
 
 
 
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