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DA PUMP TOUR 2000 “BEAT BALL”
 
2000/08/03 in 宇都宮市文化会館
+ 出発編
 
東京駅16:36発東北新幹線なすの246号8号車16番DE席にて友人Mと待ち合わせる。
ホームのごみ箱の前で無心にごそごそかばんをあさっているとふいに彼女が現れた。必要以上に驚く。
しばらくして入ってきたなすの号はコアラみたいな顔の旧型の新幹線!
思わず「クーラーきくんかいな・・・」と失礼なことをつぶやいてしまう・・・
 
私はお休みを変えてもらって、彼女は会社を早退して、新幹線に乗ってまでどこへ行くかというと宇都宮にライブを観に行くのだ!待ちに待ったツアーの、私にとって今年の初ライブ。
なぜ宇都宮まで行く!?なぜ何度も行く!?・・・・・それは、好きだから!!!
今でこそ開き直って好きだ好きだはまってるライブも行くあそこもいくそこもいくテレビの収録にも行く雑誌もチェックするテレビも欠かさない、だぁ〜好きなんだぁ〜!!!と言えるようになったけど、ファンになりたての頃は年甲斐もなくどんどんディープにはまっていく自分が怖くもあり恥ずかしくもあったもんだ・・・
なぜディープにはまっていったか、なぜ開き直ったかはまたいずれ。
 
さて新幹線で1時間弱、ポッキーなんぞつまみながらしゃべっているとあっちゅーまに宇都宮。いちいちバスを調べるのも面倒なのでタクシーで会場に向かう。会場につくとタクシーから降りるか降りないかのうちにダ○屋が声をかけてくる。小さい会場だからダ○屋もあんまりチケット持ってないのだそうだ。人のよさそうなおじさん、汗びっしょり。ちなみに聞いてみると11列目が5万!? ・・・ため息つきながら目が宙を泳ぐ・・・
 
素直にファンクラブでとった2階席のチケットをもって会場に入る。まず最初の楽しみはツアーパンフ!・・・なのだが、グッズ販売コーナーらしき場所には長蛇の列。おねいさん今日腰が痛いのだ。ライブ前に体力消耗したくないのだ。いいもん、ネット通販で買えるしまだライブ行くし・・・・
 
2階席は両サイドが大きく前に突き出していてかなり舞台に近い。私たちの席は右側の突き出した部分で、前に障害もなくとっても観やすい。チケットが届いたときは「ファンクラブのイ〜ミなぁ〜いじゃ〜ん!」ってかなりがっかりしたが、これならまあよい。小さい会場だから3階席でも結構観やすそうだ。これは今朝届いた神奈川のチケットが3階席だった自分への慰め・・・
 
 
+ さていよいよ・・・ライブ編
 
ゲネプロ、札幌、仙台が終わってレポは読みまくっている。
曲順もセットも衣装も分かっている。私はネタバレお構いなしに全部読んでしまう。
あらかじめ頭に入れておかないと、何だか分からないうちにライブが終わってしまって「かっこよかったぁ〜」しか覚えてないのだ。
 
いよいよイントロ“BEAT BALL”が始まる。
あぁ〜レポのとおりだぁ〜!!!
最新シングル“Com'on! Be My Girl!”から“Destinies”をはさんでシングル曲を中心にさらりと進む。一曲目こそまだ動きが乗り切れていない気もしたが、徐々にヒートアップして軽快な動きを見せてくれる。
 
ISSAの声の伸びはあいかわらず。ライブになると(もちろんいつもだけど特に)ホントーに輝くんだよねこの人。YUKINARIファンの私もライブのたびにISSAの100万$の笑顔にやられっぱなし。
SHINOBUはまさに評判どおり。声も出てるし動きもシャープだし、がんばってるなぁってこっちがうれしくなっちゃう!
MCに余裕すらうかがえるKEN。「どうしちゃったの!?今年は?」ってマイナスのうわさも聞くけど今日はばっちり! 「オレのダンスを見てくれよ。フフン」フェロモンがむんむん。ただね私はもっとKENちゃんにがむしゃらに踊ってほしいのよね・・・
YUKINARIはもう思いっきり贔屓目だから・・・。体がやわらかくてスタミナがあるYUKIだから、ライブだとダンスが映える映える! いつもの「かぁ〜わぁ〜いぃ〜いぃ〜」YUKIがこんなに男らしく踊りまくる。だから8割彼を見てしまうのよねぇ・・・。それぞれ特徴のある4人のダンス、みんな好きだけど私はやっぱりYUKINARIのダンスが一番デス! うわさのツイストパーマもあのお顔をすっきり見せてくれてかわえぇ〜♪
 
シングル曲の新しい振り付けはどれもカワイイ!のだ。(ただ一回じゃ頭に入んないけど)
「YUKINARIのからだの80%は脂肪」だの「しのぶのドレッドは変わったモンチッチ」だのMCで笑わせてくれた後はアルバム曲中心。
“Nice Vibe!”のダンスはとってもYUKINARIっぽい・・・というか“Com'on! Be My Girl!”のAメロっぽい。ますますYUKINARIにくぎ付けになってしまう。
そして次に流れてきたイントロはなんとこれまで曲目に入っていなかった“Joy My Life”! アルバムで初めて聞いたとき「これは絶対ライブで盛り上がる!」と思ったのにやらないって聞いてすごく残念だった曲。思ったとおり大盛り上がり! 会場全体のノリがいいから私も恥ずかしがらずにはりきって大声を出してしまう。
次の“Let's get back your LOVE”ではダメYUKINARIのラップ失敗もご愛嬌・・・
そしてISSAひとりステージに残って“Back To Your Heart”を歌い上げる。わたしゃ椅子に座って聞き惚れたよ・・・
 
そしてダンサー、バンド一人一人の紹介とメンバーのソロダンス。
まだ4人を目で追うのにいっぱいいっぱいだからここはダンサーさんバンドさんの“技”に思いっきり見とれておく。でもやっぱりメンバーが出てくるとそっちにくぎ付けになっちゃうんだよね。YUKINARIにスポットライトが当たった時の、自分を指差して「えっ?オレ?」みたいな演技がもうかわいくてかわいくて・・・
はぁ・・・
ソロダンスはもう言うことなしです。テレビで見て「ダパンプ?あぁ、ダンスうまいよね」なんていってる人は一度ライブに来なさい! はまるから!!!
 
ここから最後まではノリのいい男っぽい4曲を一気にやって終わり! みんなアルバムを聴き込んできてるから掛け声も怖いくらいばっちりそろってて、「あぁやっぱり小さい会場が一つになる雰囲気っていいなぁ」なんて感動してしまう。
 
さてここからがこのライブ最大のポイント!
実は「アンコール計画」なるものがあり、「アンコール」のかわりに“Stay Together”を歌ってメンバーを感動させようというのが各地の会場で成功したり失敗したりしているのだ。昨年一人のファンの呼びかけから始まってそれが成功したときにはそれなりに意義があったけど、今年はファンの自己満足になりつつあって、私もあまり賛成できない。もし会場のどこかから“Stay Together”が聞こえてきたらどうしよう・・・と思っていたけど、今日は力いっぱいの「アンコール!」だった。思いっきりライブを楽しんだ観客の素直な叫びだったのかな。すんごい声だった・・・
 
アンコールは3曲。
“Rock da House”で最高に盛り上げておいて“Little Loneliness〜しあわせの隙間〜”でしっとり聞かせるのがにくらしい。(私はYUKINARIが長い長いラップをまちがえやしないかと気が気じゃなかったけど・・・)
最後は今のパンプを象徴するような曲“Mo'Fight! Mo'Bright!”で男らしく決めてくれる。ライブの最後をビシッと絞めてくれ、終わった後も余韻というか勢いを持続させてくれる曲。私なんでこの曲初めて聞いたとき「今一???」って思ったんだろう・・・
 
なまものなのだ。一回一回違うのだ。今日の宇都宮ライブはこれ一回きりなのだ。
宇都宮まできてよかった! 今日の、この、ライブを見れて良かった!
私はやっぱりダパンプが大好きだぁー!!!
 
 
 
+ 帰京編
 
ここからは今日の第2のポイント。
ライブが終わって時計を見ると8時20分くらい。いそがないと52分の新幹線におくれてしまう。慌ててタクシー乗り場に行くがタクシーのタの字も無い。電話しても来てくれない。しょうがなく駅方面と思われる方向にやや小走りしながら空車のタクシーを捜す。女の子二人連れが乗ったタクシーを「相乗りしてくれないかな・・・」なんて恨めしく見つめつつ交差点できょろきょろしていると前方に空車発見!隣に立ってた3人組を差し置いて、信号もおかまいなしに走り寄る。なんたっておくれちゃならんのだ。52分にはちょっとした・・淡い期待があったのだ。
 
なんとか40分過ぎに駅に着くと、今度は改札でトラブってしまった。私のスーパーホリデーパスが何故か見たことも無い「山手線圏内→鶴田」に入れ替わっていたのだ。どこよそれ!? 改札で取り違えたか・・・?
駅員さんが切符の山の中から探してくれる間足止めとなってしまった。
待っている間別の駅員さんが私の持ってるダパンプのチラシを見て話し掛けてくる。
「ココ(駅員さんのいる改札)通ったんですよ。わぁ本物だぁって思って」・・・くぅ〜いいなぁ、そんな至近距離で・・・
「ダパンプねらいでグリーン車の隣の車両とか指定して買うんだよね」・・・へぇ〜・・・
結局切符は見つからず証明書みたいなのをくれたんだけど時間はすでに51分!・・・はやぐぅ〜・・・
52分ぴったり、あわててホームに駆け上がると電車の姿はなし。まさか行っちゃったのぉ〜と青ざめたのも一瞬、よく見ると約15分の送れだと。駅員さんも知ってるんだろうから教えてくれればいいのに!それから20分後。パンプはこなかったけど、縁が無かったんだと諦めて東京に戻ったのでした。
 
 
 
 
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